国立美術館
王宮の中央の建物が国立美術館で、中世から現代にいたるハンガリー美術が展示されており、日本ではなかなか観られない画家たちの作品が展示されています。巨匠ムンカーチ・ミハーイやパール・ラースローの作品をはじめとする、19世紀末のハンガリーに開花したすばらしい作品群です。

 

ブダペスト歴史博物館
王宮の南端の建物がブダペスト歴史博物館。かつての王宮の増改築に関する写真や図面、また昔の王宮を飾っていた柱や壁、彫刻品などが展示されており、栄枯盛衰の歴史をたどることができ興味深いです。

 

音楽史博物館
ハンガリーの伝統楽器ツィンバロム、音楽家バルトーク・ベーラ直筆の譜面なども展示されています。

 

軍事歴史博物館
1840年代に軍の兵舎として建てられた横長の建物を改装し、博物館として利用しています。外には大砲が並び、館内にはオスマン朝占領下時代からの旗、武器、軍服のほか、1956年のハンガリー動乱に関するものや軍人や戦争シーンを描いた木版画、絵画、彫刻が約2000点もあります。

 

ゼンメルヴァイズ医学歴史博物館
王宮の丘の南の麓、アプロート通り沿いにある建物で、出産後に起こる産褥熱の原因をつきとめた産婦人科医ゼンメルヴァイズの生家を利用した博物館。

 

ヴァザレリ美術館
ヴィクトル・ヴァザレリは、ハンガリー南部の町ペーチの生まれで、後にパリへ移住した世界的に有名なアーティスト。

 

カッシャーク・ラヨシュ記念美術館
カッシャーク・ラヨシュは、1920～30年代に活躍した構成主義の作家です。

 

国立博物館
1847年に完成した、ポラック・ミハーイ設計によるハンガリー最大の博物館。正面にあるコリント式の柱と女神像の彫刻が印象的な建物です。展示品は、1802年にセーチェニ・フェレンツが国に寄贈したものが基となっており、ハンガリーの歴史を語る品々が時系列にわかりやすく展示されています。

 

西洋美術館
おもに諸外国の画家の作品を集めていて、なかでもスペイン国外では最大のスペイン美術のコレクションで有名です。ゴヤやエル・グレコ、ムリーリョなどのスペイン画家の作品以外にも、ラファエロやレンブラント、ブリューゲル、セザンヌ、ゴーギャン、ルノアール、モネ、シャガール、ロートレックなど名だたる巨匠の作品があります。

 

民族博物館
展示の内容はハンガリー各地の出土品をはじめ、民族衣装や彩色家具が充実しており、「結婚式Esküvo」や「玩具Játék」などテーマ別でわかりやすい。